ガッツ&ヨシノブの走塁 <3月3日・追記あり>

ジャイアンツ、2011年初の本拠地登場



今日のウサギさん(復活です!)
小笠原道大
常々、小笠原選手の走塁センスを認めているのですが
今日も素晴らしい走塁がありました。


2回裏、先頭打者としてライオンズ期待のルーキー大石投手の内角高めストレート
普通のバッターなら空振りしてしまいそうなコースでしたが、さすがのライト前。


次打者・阿部選手の打席、
ほんの少しキャッチャーが投球をこぼしている間に思い切ってセカンドへ〜
セーフ!

記録はワイルドピッチだと思いますが
捕手も大きく逸らせたわけではなく、ほんのわずかにこぼれただけ
小笠原選手クラスの走者であれば走らなくても、まぁそうかと思えるぐらいのこぼれです。

後続倒れ、得点には結びつかなかったけれど
相手バッテリーが見せた小さなほころびをつき、
攻めの走塁を見せた小笠原選手は素晴らしかったと思います。



好走塁は6回裏の攻撃でもありました。


1点ビハインド、2死無走者から松本選手が四球
坂本選手のセンター前で俊足松本・一気に三塁へ、それを見た坂本・送球間にセカンドへ
あっという間に2塁・3塁のビッグチャンスを作りました。
スピード感溢れる気分のよい攻撃です。


そしてこのチャンス
大きな声援に送られ打席には代打・高橋由伸

シコースキー投手のストレート(チェンジアップだったそうです)を芯で捉え、右中間に逆転の2点タイムリー〜


続く大田選手打席の時、先ほどの小笠原選手と同じような走塁を由伸選手も見せました。
わずかなミスを逃さずセカンドへ
ここは惜しくもアウトになりましたが、
ガッツやヨシノブなど、さほど走力があるとは思えない選手が見せた積極性といい
松本・坂本コンビが、2アウトから四球+シングルヒットで作った2塁・3塁といい
次の塁、次の塁を狙っていく意識の高さが感じられました。


沢村拓一投手の好投はつゆりさんにお任せするとして・・・


今日はライオンズの2投手が印象に残りました。

2番手として登板した昨年のドラ1、菊池雄星投手
長野選手の当たりは完璧なホームランかと思いましたが、
低反発統一球の威力(!)により左飛となったことにも助けられ
1回無失点。
凄くいいボールを投げていました〜
伸びやかな投球動作
ズバッと決まるストレートは一流投手のそれでした。
野球以外でいろいろあったようですが
左腕という利点もあり、今年は飛躍の年になるかもしれない予感。


そして雄星君よりもさらに上をいく投球を見せたのが
西武・3番手でマウンドに上がった右アンダースローの牧田投手
流れるように美しい下手投げフォームから投げ込む直球・変化球ともにビシビシ決まり
「敵ながらアッパレ〜」、気持ちのよいほどでした。
こんなピッチャーが我がチームにも欲しいものです!


ゲームは9回に登板した野間口投手がピリッとせず同点に追いつかれてしまいましたが
その裏満塁から谷選手が押し出し四球を選びサヨナラ勝利。
(谷選手、1ボール2ストライクからのハーフスイングはどう贔屓目に見ても振っていたと思うけど・・)


なにはともあれ
今シーズン初の本拠地で、幸先のよい勝利を挙げたことを喜びます。



沢村拓一

たとえ、オープン戦であろうとも
ジャイアンツの選手として
真っ白のホーム・ユニフォームを身に着け
初めて登った東京ドームのマウンド


力いっぱい投げ込んだ今日の感激を忘れず
未来のエース目指して
頑張れ、ヒロカズ!!


3月3日 追記

由伸選手がシコースキー投手から打った球種はストレートではなく
チェンジアップだったそうです。
試合後すぐに自分の感覚で記事更新をするスタイルなので
これからも間違いはあるかと思いますが、なるべく球種は正確に書いていけるように気をつけます。
それにしても、直球をただ合わせただけではなく
甘いコースだったとはいえ、チェンジアップをあのように芯で捉えたのだとしたら、
由伸の状態の良さ技術の確かさを感じ、改めて嬉しいです。<薫>