慎之助から勇人、そして由伸へ


巨人3x−1広島
10月7日 東京ドーム


負けられないゲーム
7回まで東野峻前田健太両投手が好投
得点は阿部選手のHRによる1点のみ

息詰まる熱戦


7回裏ジャイアンツの攻撃
3番、4番が凡退
このまま、あっさり5番まで凡退してしまえば
次の1点は、広島に入ってしまうかもしれないと思わせる展開です。


ここで、阿部慎之助選手は粘りをみせてくれました。
簡単に追い込まれたものの、ボールを見極めながらファウルで粘り
2−2から、低めのスライダーを上手く払うようなバッティングでライト前ヒット!
試合中に何かを掴んだらしい?ですが
相変わらず、他の選手にはマネの出来ないような天才的な打撃です。



そして、6番になっても打てない勇人選手
相手投手は同級生のライバルであり、人一倍負けたくない前田健太投手
この打席は、簡単には終らない雰囲気を漂わせていて
見ていても、打てる気配が感じられました。

前の試合までは、外角に逃げる球におよぐような空振りを繰り返していましたが
スライダーにも何とかついていってカット
ファウル、ファウルの
9球目
打球はレフトへ〜〜
ポール際、HR!
湧き上がるライトスタンド〜〜
でしたが・・・

ここで広島野村監督の抗議によりビデオ判定へ

放送解説の中畑さん、無情にもファウルを予想(かなり自信ありげ↓)

そして、やはりファウルの判定、残念〜〜〜


しかし
ここからの勇人選手は素晴らしかったです。
さぞガッカリしたに違いないけど
前田投手が投じた10球目のストレート、落ち着いて見極め四球を選びました。
ビデオ判定をはさみ、なおも気持ちを切らさず
好打者に対して、いいところに決めろというのは酷な話です。
力ないおじぎをするようなボールを、悠然と見送った打者の勝ちでした。



そして、前田投手にとっていろいろありすぎたこの回は
ジャイアンツの勝利へと導く
高橋由伸選手の2点タイムリーにより締めくくられました。



3番、4番を簡単に打ち取り
さぁ5番も取って、味方の攻撃へ
というところで、その5番打者に上手く打たれ
ビデオ判定で翻ったものの、勇人選手には力尽きて四球


この千載一遇のチャンスを逃がさなかったのが由伸選手です。
初球を狙っていました。
そこにストレート
やや内角、甘くはなかったと思います。
大振りせず、きれいなスイングから放たれた打球は右中間へ〜
セカンドランナー阿部、ホームイン
そして、右中間を抜けていないこの打球で
ファーストランナーの勇人選手も長躯ホームイン

この、3点目が大きかったですよね。
本当によく走りました!


2死から慎之助がヒットで出て
勇人が粘って、粘って勝ち取った四球
二人がつないだバトンを最高の形で受け取り
ホームに還した由伸


野球がチームスポーツだということ
その素晴らしさを改めて感じたこの回の攻撃でした。



久しぶりのスタメン出場だった由伸選手
第1打席から感触が良さそうでした。
初球から思い切って振っていくのが由伸選手のスタイルですが
ここのところ、その思い切りのよさが見られず
代打での打席でも、凡退続き。
しかし、今日はそんな迷いを消し
第1打席
初球のカーブに上手く反応し、逆らわずにレフト方向にいい当たり。
決して、カーブにヤマを張っていたわけではなくストレート待ちだったと思われます。
それでも、打ち返せるのが由伸選手のバッティングです。
第3打席のタイムリーもやはり初球を打ってのものです。
今日のような由伸選手らしさを忘れず、今後につなげてもらいたいです。
ここまで、満足のいく成績ではありませんが
CSファーストステージを勝ち上がり、その先の試合でもチームの勝利に貢献できるよう頑張って欲しいです。



今日のウサギさん
阿部慎之助選手
先制のHR、7回の得点の起点となる技ありのヒット
そして、何と言っても2度の盗塁阻止
いずれも、セーフとなっていれば展開はどうなっていたか分からない
というほどの、東野投手を助けるビッグプレーでした。


山口鉄也投手
9回、クルーン投手乱調で、2死から登板
嶋選手から右の代打ヒューバー選手に代わりましたが
落ち着いてサードゴロに仕留め、勝利を確定!
一点入り、なお1塁、2塁の場面
負ければ3位の絶体絶命の場面を本当によく抑えたと思います。
もちろん、先発東野投手の好投は言うまでもありません。
ストレートの伸びが素晴らしく、
広島の各打者は、威力に押され捉えたと思っても一伸びがなかったし
変化球も切れていました。
外野に打球が飛んでハッとするような場面は
一度だけ、岩本選手のライトポール際への大ファウルだけだったように見えました。



脇谷亮太選手の守備
8回、広瀬選手の打球
サードキャンバスに当たり、打球方向が変化したところを上手くさばきました。
まるで予測していたかのように、よくボールが見えていましたよね。
7回裏に2点が入り、何とか守り勝ちたいところ
あそこを抜けていれば間違いなく、ツーベースとなっていましたから
大きなプレーだったと思います。
そして、最終回最後の打者、代打ヒューバー選手の当たりは
ホームベース近くで大きくはずみ、ボテボテのゴロとなってサード前に転がりました。
ここでは脇谷選手、思い切りよく突っ込み捕球
ランニングスローも軽やかにゲームセットとなりました!
少しでも捕球タイミングがずれていれば、後ろに逸らしてしまったり
前にはじいてしまうこともある打球です。
当たり前のプレーですが、基本通りにきちんと処理し危なげなく送球できていました。




ここ2、3試合は何となく締まらないゲームが続いていたように思いましたが
今日は、途中経過でタイガースがリードされているという情報が刻々と入っていたり
両先発投手の力投や、守備もしまっていたし
久しぶりに気持ちの良い試合を見ることが出来ました。


本当のことを言うと、半分以上・・いえ8割くらい諦めていました。
でも今日の結果から、2位になる可能性が高くなってきました。
明日は村中投手が予想されていたけど、今日多めに投球練習をしたらしく
どうやら、別の投手が出てくるようです。
それが、ジャイアンツにとって吉となり
本拠地東京ドームに阪神タイガースを迎え撃つべく
全員の力を結集して、144ゲーム目
有終の美を飾って欲しいです。

気合を入れて応援します!!!


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