涙は最後に取っておくもの

西武4−5ロッテ
10月10日 (西武ドーム


連日のミラクル勝利により
パリーグ、ファーストステージを突破した千葉ロッテマリーンズ

勝利監督インタビューで
報道陣から、「涙ですか?」と問われ
目を赤く染めた西村徳文監督は
「違います、涙は最後に取っておきます!」と、きっぱり否定しました。


カッコーイイ〜〜〜!



2戦連続の延長戦となった10回1死、1,2塁の場面
前日打たれ、悔しい思いをした内投手を再び登板させた西村監督
「内はボールに力がある。ダブルプレーを取れると思った。一度打たれて使わないのは本人のためにならない、
内は経験もないからこうやって大きくなってもらいたい。」
そして、こう付け加えています。

「打たれたら、僕の責任ですから。」


この言葉ですよね!
監督としての責任というものの大きさです。
もちろん、ただやみくもに
成長して欲しくて、どんな場面でも投げさせるということではなく
ここで、この投手を出してやれば抑えてくれる
その選手の良さ、特徴を把握した上での采配でもあるのですよね。


今年、我がチームの監督がこの西村監督のような思いを持って
投手起用したゲームは、何試合あったでしょうか?
先発はともかく、救援陣に限って言えば
常にその日暮らしの投手起用
勝っても、負けても出てくるのは同じ投手ばかり
あんなに頑張ってくれた久保投手も結局、登板過多による疲労・・・
そして、ミスした選手を期待に応えてくれないと嘆くばかり。



パリーグのチームに関しては
交流戦で見る以外に機会がなく、えらそうなことは言えませんが
ロッテの西村監督と
ヤクルトの小川監督代行

この二人は、何となく似ているのではないかなぁと感じます。


西村監督はロッテ一筋、タイトルも獲得し
引退後もずっと1軍のコーチを務め、ロッテファンには監督に就任しても
何の違和感もない素晴らしい人選であったと思われますが
セリーグの試合しか見ない私にとっては
派手だった!バレンタイン監督の後任ということで、地味なイメージがありました。


一方、今季高田監督の後を受け
代行監督となったヤクルト小川淳司監督は、さらに地味な監督さんで
現役引退後は何と9年間もファームの監督をされていたそうです。
2軍監督といえども、連続9年間やり続けているというのは驚きです。
それだけ、球団からの信頼が厚いということが言えるのではないでしょうか。


来季の新監督への橋渡し的な役割を担っての今シーズンでしたが
結果はご覧の通りでしたね。
チームは監督によって、いかに変貌するかということの裏返しです。


西村、小川両監督
チーム、選手からの人望の厚さを言われていることも共通していますが
特に、小川監督に感じるのは
選手を公平な目で見ているという点です。
外国人選手であっても、チームに貢献できていないと思えば
思い切って外したり、これと思う選手には働き場所を与える
自分自身のチームの選手を見る目が、贔屓目ではなく
監督として公平な目線であったように映りました。


今季、惜しいところでCS進出を逃がしたヤクルトスワローズですが
来シーズンは、整った先発投手陣を軸に
ジャイアンツにとっても怖い存在になることは間違いないと思います。
何と言っても、ドラゴンズに強いのが羨ましいです〜〜



パリーグは早くも、今週木曜日からファイナルステージです。
個人的には西武を応援していました。
岸投手の隠れファンです・・
今シーズンは故障に苦しみましたが、昨日はよく投げたと思います。
2年前の日本シリーズ
敵ながらアッパレの投球は見事でした。
大きな弧を描く、ドロップカーブで我がジャイアンツ打線を翻弄し
先発にリリーフにまさに獅子奮迅
マウンドにたたずむ姿が本当に美しく
野球ファンとして、敵味方なく素晴らしいと感じたことを思い出します。
その、ライオンズにリベンジする機会が
今年はなくなってしまったことが、本当に残念でした。



そんなことを言ってる場合でもなく
まず、甲子園
ジャイアンツ、大丈夫でしょうか???
初戦、東野投
2戦目、内海投手の予想が出ていますが
内海投手よりも、朝井投手の方がいいのでは?
そして、3戦目は藤井投手で。
というのが、私の勝手な希望ですが、さぁどうでしょう
打つことも大事だけど、しっかり守り勝つ野球が見たいです。
原監督が
“最後に涙を流せる”ような結末が待っていることを願って応援します。
頑張れジャイアンツ!



ランキングに参加しています。
応援クリックしていただけたら、嬉しいです。薫

にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツ(巨人)へ
にほんブログ村