最後の挑戦 【最終章・その1】

アンナミラーズに衝撃

3週間後の決戦を前にした7月9日、土曜日
平塚での練習試合



アンナミラーズの主務は突然のアクシデントに襲われました。
ゲーム中、相手のクロスを読みきり完全にコースをふさぐ主務


その瞬間


ボールを持った相手選手にトップスピードで体当たりされてしまう
ラグビー経験者、しかもロックをやっていたのではないかと思われる体格の選手に。



ビーチフットボールではこういうシチュエーションの場合
かわそうとするか、素直にあきらめてタッチされ次の攻撃へと移っていくのが常。
老若男女が安心して楽しめる、安全な競技であるはずです。



しかし、その相手選手には前が全く見えていなかったのか?
不運にも、のんきにタッチするつもりでいた無防備な主務は“飛ばされ”て左胸を強打。
どんな競技にあっても心と身体が無防備な時ほど
怪我につながりやすいのは言うまでもありません。



診断の結果は無情にも
左肋骨亀裂骨折の重傷(本人は軽症だと言い張る)
残り3週間を切った時点での大きなアクシデントです。



ゲーム中、フェンスに激突し
同じく左胸を強打・肋骨を骨折したジャイアンツ・高橋由伸
主務・・そこまで同じでなくてもいいのに。


「だって、そこにボールがあったのだから仕方がない」
まったく同じ言葉を残した二人
だから、あれほど「気をつけて!」って言ったのに。


湿布の匂いにテンションを上げながら
はるか〜十年前のロッカールームのサロメチールの薫りにも想いを馳せながら
痛む左胸をさすりつつ
決戦の日を待ち臨む主務でありました。

関東大会まで、あと15日