最後の挑戦 【最終章・その2】

横浜アンナミラーズ・主務様
カウントダウンも片手で指折れる数字になりましたね。


期間限定で始められたブログ
(もちろん今では期間限定の文字が外れることは誰もが承知していますよ)
【海風が強く吹いている】
そのタイトルの由来を考えた時
やはりしっかりと読んでいなくてはと、<しをん>さんの本を手に取りました。


東京箱根間往復大学駅伝競走
大手町をスタート〜品川〜鶴見〜戸塚から平塚

地名を見ているだけで
ビーチフットボーラー達の聖地・平塚へ
アンナミラーズのメンバーが20年間通い続けてきた
東海道線が思い浮かんできます。


謙遜して「アンナミラーズに“ハイジ”はいない」と言われたけど
あなたは、まさに“ハイジ”そのものですね。


美味しい食事を目の前に出し、新入部員を言葉巧みに勧誘するテクニックは
主務が上かハイジが上手か甲乙つけ難く
大丈夫でなくとも「大丈夫だ」と、奇妙な安心感を部員に与え続ける度量の広さも
私には同じ匂いしか感じられないのです。
この作品が世に出たのは2006年ですから、1992年創部のアンナミラーズ主務の方が元祖であると確信しています。


寛政大陸上部が目指したもの、それは「強くなること」ではなかったでしょうか。
確かに「速く」走ることを目標にしてはいたけど
ハイジはいつも部員達に言っていましたね、
「長距離選手に対する一番の褒め言葉、それは速いではなく『強い』ことだ」って。
天候や展開、体調、自分自身の精神状態
苦しい局面でも粘って身体を前に運ぶ「強さ」を誉にして毎日走り続けろと。

駅伝という競技を描いていきながら
すべてのスポーツ、もっと大きく言えば人生にも当てはめていたような気がします。

たんに風が吹くのではなく【風が強く吹いている】とした作者の想いはきっとそこにありますね。
そして主務がこの作品に惹かれブログタイトルにまでしたのも、もしかしたら・・。


1992年、アンナミラーズ創部以来20年間
選手として、いつもどんな時にも、全ての公式戦・練習試合に出場し続け
主務としても、練習スケジュールを立て、毎年当たり前のように関東大会へのエントリーを手続きし
細かな雑事の全てをこなしてきましたね。

「自分で始めたのだから、」というのは簡単です。
でも、1年や2年、5年10年でもなく何と言っても20年間です!
誰にでも出来る事ではありません。
気を使っていないように見せながらもメンバーの一人一人にそれとなく気配りし
アンナミラーズの芯となり、今日まで頑張ってこられたことと想像しています。

なにより、20年前のあの日
品川駅前のアンナミラーズでのあなたの熱意がなければ
仲間達との素敵な出会いも、大切に育んできた想い出も残せなかったと思います。

夏が来るたび、湘南の海風を感じながら平塚の砂浜で楕円のボールを追い
チームメイト以外にも
名前や勤め先を知らなくても、一年ぶりの再会を喜び合えるビーチの友人達と過ごすひととき
全てがあなたとアンナミラーズメンバーの皆さんの宝物ですね。


楽しい時ばかりではなく、辛かったことも落ち込んだ時も
もういいかな・・と思った日もきっとあったことでしょう。
でも、20年間やり続けてきました。


そんなあなたの強さを、私は応援者として誇りに思います。
最後の夏を思いっきり楽しんで下さいね。
ビーチで出会ったすべての人とあなた自身のために。


清原様
シェイプアップした身体はずっと保たれていますか?
大台(?)にも乗ろうかという体脂肪率を短期間に絞った努力は凄いです!
20年間、嬉しい時も悔しい時も主務と共に歩んできた清原さんにとっても
いよいよ集大成の時がやってきましたね。
15年にプラス5年の区切りの良さ(15と20では重みも違うし最後の5年間があったから今がある!)とチームの未来に繋がる力
それを主務に贈った清原さんの想いは素晴らしかったと私は思っています、
巨人時代、清原和博は家族の記念日には必ずホームランをプレゼントしていました。
今週末最後のゲーム
家族ではないけどあなたを心から応援しているBall Parkのウサギのために
気合の一発を魅せていただけませんか、
ウサギはきっと泣いて喜ぶと思います。


潤一様
カッコいいと評判の潤一さん
今年春のあの日
最終回、絶好のサヨナラ機を逃してしまった悔しさを晴らす時は今しかありません!
野球の無念はビーチで返してこそ、アンナミラーズメンバーの誇りです。
その輝きは秋の大会・バッターボックスで花開き
たとえ1度や2度の悪送球があろうとも
チームの勝利へとつながることでしょう〜
活躍を心からお祈りしています。
(主務のブログだけが情報源の私、一つ覚えのようにこの話題ばかりでゴメンナサイ。
是非是非、華麗な活躍をし私のブログを華やかな話題で彩らせて下さいね!)


マリリン様
初めての平塚で悔し涙にくれたあの日から、もう18年
最年少だったマリリンさんも、日曜日のゲームにも出場できる歳になったのですね。
どんな想いが巡っていますか?
主務やメンバーの方達と過ごした年月は、
どこを切り取っても金太郎飴のように微笑んでしまうことばかりでしょう?
とってもステキで失くしたくないそんな想い出を持てる人は幸せですね。
今月、主務と観戦した東京ドームのドラゴンズ戦
お二人が目にしたのは美しいフラガールのダンスだけではないですよね?
ヨシノブとサブローの完璧なホームランをその目に焼き付けていますよね?
マリリンさんがお祈りを忘れてしまっても大丈夫なように
私は週末、自宅近くの観音様に手を合わせるつもりでいます。
どうぞ思う存分、アンナミラーズの勝利のために躍動して下さい!



この夏
主務と書かせていただいた3人の方以外に、どなたが参戦されるのか主務のブログからは確認できませんでした。
ですのでこんな形になりましたけれど
もちろん私は、アンナミラーズメンバーの皆さん全員に力いっぱいの声援を送っています!


2011年7月30日、そして31日
しょうなんひらつかビーチパーク
20年前と変わらぬ潮の香り
でも「同じ風は吹かないんだ」と主務は言いましたね。

どんな色の風であっても、強く強く自分自身で吹かせて下さい。
きっと湘南の海風は、アンナミラーズの背中を温かく後押ししてくれるはずです〜
そしてその海風を強く感じながら見えた頂点のこと、いつか教えて下さいね。


【横浜アンナミラーズ】20年目の夏、最後の挑戦
関東大会まであと4日、心から応援しています!<薫>