特技

『Ball Parkに住むウサギ』で書いた
2011年4月22日の記事です。


『特技』
といっても
たいした技ではなく、ちょっとした<プチ自慢>です♪


新聞(特にスポーツ紙)や雑誌によく載っている
【新刊紹介】のコーナー


あまり目に留められることがない記事のようでもあり
興味深く読む人は読む、というコーナーです。


私は結構好きで、今週はどんな本が出ているかなぁと楽しみにしています。


そして、そこには最後に必ず
“プレゼント”のお知らせがあります。
「著者のサイン入りで〜名様にこの本を差し上げます。」
という、あれです。


お金や高価な品物が当たるわけではないし、「本」ですからね。
読みたければ本屋さんへ行った方がはるかに早いというものです。


でもちょっとした遊び心で応募するのも楽しかったりします。
去年の秋頃から数回応募して、当選打率はなんと9割という高率を誇っております。


なぜでしょう?


★まず、大ベストセラー作家が書いたベストセラーになりそうな本は除外。


★なるべく当選人数の少ないものを選ぶ
3名とか5名が多いですが、10名までと決めています。
(当選人数が少ないと応募する人も少ない、と勝手に決めてます)


★何でもかんでもではなく、自分が本当に読みたい本をセレクト。


★そして、ここが大切ですが
「なぜこの本が読みたいかその理由とこのコーナーへの感想を書き添えて下さい」
という一文のある募集にのみ応募します。


こうした新刊紹介やブックレビューのコーナーに
わざわざハガキに手書きの文章を添えて応募する人って
ネット社会全盛の今の世の中ではあまりいないんじゃないかと思います。
まして3名とか5名では、最初から当らないと思う人が多いですよね。
そこが狙い目です。


目指す本が目に留まったとき
そこからは、日頃ブログで鍛えた文章力で(笑)
いかに自分がこの本を読みたいかということを書き綴ります。
本当に読みたいのですから気持ちも伝わりますよね。


さらに
いつも読んでいる新聞なら、どんなふうに読んでどこに興味を持っているか
雑誌なら、今号のどの記事が良かったか
それらを出来れば記事を書いた記者さんの名前を記入して感想を書いておきます。


ブログを書き始めて思うことですが、どんな記事であっても
「ここを読んでほしい、ここを感じてほしい」という想いは必ずありますね。
さりげなく書いているその部分に気付いていただけたりしたら本当に嬉しいものです。


だからハガキには、そんなふうなところを一つでいいから見つけて書くようにしています。


例えば3冊プレゼントで10人程度の応募があった時
感想も何も書いてなくて、ただ「欲しい」というだけのハガキと
なぜこの本が読みたいのかきちんと書いてあるハガキ
日頃こんなふうに記事を読んでくれているのかとちょっと嬉しいハガキでは
抽選とはいえ担当者が思わず「この人に!」と選んでくれることは想像つきますよね。


このような小さなコーナーにどの程度の応募ハガキが送られてくるのか
抽選方法は?など、はっきりしたことは分かりませんが
月1回ぐらいのノンビリペースで9回応募して8回当選という結果に
私の考え方は間違ってはいないかなと思っています。
(外れた1回が無性に悔しい私です!)



今回の当選本はタイトルなどはちょっとぼかしますが
将棋の羽生善治さんについて書かれた本です。


一流の棋士ともなれば過去の棋譜を覚えているのはもちろんのこと
対局時には30〜40、枝葉を含めれば300〜400手先を読まねばなりません。
名人戦などでは一局ごとに3キロは体重が減ると言われます。
物事の大局観、あるいは宇宙観ともいえるでしょうか。
野球とは一味違った面白さがある将棋の世界です。


応募ハガキを投函して約2週間後
自宅の郵便受けに少し厚めの封筒が雑誌社、新聞社名で入っているのを見つけた時
一日をとってもハッピーに過ごすことができます。


毎回、本の値段分のケーキを買ったり、別の本を購入したりしていましたが
今回の<1365円>
いつも行く図書館に置いてある震災支援の募金箱に入れさせていただきました。
ほんの小さな気持ちだけど、少しでも心が届くといいな〜