由伸、1500試合出場

5月4日  
甲子園  阪神ー巨人


プロ入り通算1500試合出場を果たしました。

15年間で1500試合・・・
どのゲームも高橋由伸が頑張ってきた証だと思います。


思えば辛い道のりでもありました。


初出場は1998年4月3日
自らの誕生日
思い出の神宮球場でのヤクルト戦でした。


1999年、2年目
この先どんな凄い選手になっていくのだろう・・
輝く未来を予感させるような活躍を見せます。



その年、タイトルにも手が届くかに見えたペナントレース終盤
ナゴヤドームで打球を追ってライトフェンス激突。
右鎖骨骨折でそのままシーズンを終了したことに始まり
何度も何度も大きな怪我を負ってしまいます。
すべて守備中でのアクシデントでした。


順風満帆だった野球人生も
いつの頃からか影が射し始め
思うように行かないシーズンが続きます。



1番打者として臨んだ2007年
横浜スタジアムの開幕戦で
開幕初回表先頭打者初球本塁打
いくつもの肩書きが付いたこの華々しいホームランにより幕を開けたシーズン
自己最高の成績を上げ、ふたたび由伸は輝きました。



しかし翌年から悪夢のような腰痛・・・
遂には2009年、
わずか1試合、たった1打席のみの出場に終わり手術を決断。



あの日、甲子園での藤川球児投手との対決
たとえ三振であろうとも
渾身のスイングを見せてくれた高橋由伸の姿を忘れることはできません。


辛く苦しいリハビリを経た翌年、2010年復活を懸けたシーズン

116試合に出場

2割6分8厘 13本塁打 56打点


本人にとっても周囲から見ても満足のいく数字ではなかったかもしれないけど
私は立派な数字だったと褒めてあげたいです。



今日、区切りの1500試合出場を達成。

通算打率 2割9分4厘
本塁打   293本
打点    855打点

一つ一つの数字に高橋由伸の想いがいっぱいに詰まっていると思います。

怪我や故障のことばかりを言われがちだけど
ファンの心に残る素晴らしいプレーの数々に目を向けてもらいたいのです。



甲子園の3塁側ベンチ前での花束贈呈
もちろん拍手は温かかったけど

先週熊本でのゲームが雨で中止にならなければ
あの大歓声が由伸を祝ってくれていただろうと
本拠地東京ドームでなかったことが少しだけ残念でした。



バッティング、そして守備
まだまだジャイアンツに貢献出来る選手だと思っています。
1501試合目も1502試合目もその先も
ずっとずっと高橋由伸を見続けていたいです。


通算1500試合出場達成、本当におめでとう!


公式HP〜
甲子園 阪神ー巨人 5回終了
花束を受け取る由伸


阪神球団さまへ
もう少し花束を豪華にしてほしかったです。(by 薫)