優しかった新潟の夜風

巨人5xー4広島
ハードオフ・エコスタジアム新潟
クルーン
負 横山
廣瀬12号 阿部39号 小笠原31号


今日のウサギさんたち

小笠原道大選手
最高のヒーローとして輝きました!
甘い球だったから打てた、失投だったから打てた
そんなことはありません。
どんなに甘い球が投じられても
そのボールを打ち損じてしまうことの多さから考えれば
あの場面でそれを見逃さず、見事に捉えたところに
小笠原選手の偉大さを感じます。

走塁ミスをしてしまった選手
ベンチのサインに応えられなかった選手
致命的なエラーを犯してしまった選手
打たれてガックリうなだれた投手

その全てを救い、崖っぷちのチームを勝利に導いた素晴らしいサヨナラアーチでした。

梵選手と脇谷選手の走塁
今日のゲームの序盤
俊足の打者が同じように回の先頭で出塁
同じようにバントで2塁に送られ、アウトカウントこそ違っていましたが
同じように三盗を試み、一方は成功しその後ホームイン
もう一方は失敗してチャンスをつぶすという場面がありました。

3回表の広島梵選手と4回裏の巨人脇谷選手です。
相手投手はこれまた同じく、セカンドランナーに背中を向けて投球する左腕投手でした。
俊足の走者、左腕投手、三盗を仕掛ける条件は揃っています。
チームからは行けたら行ってもいいというサインは両者共に受け取っていたと思われます。
もちろん、走るなら絶対に失敗してはいけない場面です。
なぜ、明暗が分かれたのか?
左腕投手であっても、肩越しにセカンドランナーを見ながらの
「目で牽制」することは当然のことで
スタルツ投手、藤井投手共にきちんとできていました。
藤井投手は直前に三塁手を呼び「三盗もあるぞ」という注意を与えていた(多分)くらいです。
バッターボックスには捕手が投げにくい右打者のヒューバー選手と坂本選手が入っていました。
本当にピッタリ同じ条件だったのです。
しかし、両者のスタートへの準備には大きな差があったと思います。
梵選手のスタートは完璧
一方の脇谷選手は、スタルツ投手の肩越しの目に睨まれたカエルのようにあまり動くことができず
サード方向へのリードが中途半端なまま、無理やりスタートし、失敗!
あわよくばセーフになるかもで走っていい場面ではなく
ここで同点に追いつく見事な走塁を見せた梵選手
大きなチャンスをつぶす結果となってしまった脇谷選手
もしも、勝敗が逆の結果になっていたら
両者の明暗がそのままそれを左右することになっていたかもしれない盗塁技術の差であったと思います。

薫の今日のイチオシ
藤井秀悟選手
先発投手としての役目は立派に果たしました。
ヒューバー選手には逃げまくって(!)いましたが、藤井投手が良いときに見せるマウンドでの躍動感があり、左打者への外角ストレートの伸びは特に素晴らしく見えました。
小笠原選手の一打によって
今日上手くいかなかった何人かの選手達は救われましたが
藤井投手の白星だけは、取り戻してあげることはできませんでした。
それでも、原監督がゲーム後、真っ先に褒め称えたのが
この日の藤井投手のピッチングであったことは、大きな満足感を秀悟選手に与えてくれたに違いないですね。


どちらになびくか分からなかった新潟の夜風
最後はやっぱり、ウサギさんたちに優しく吹いてくれたのですね〜おしまい〜〜


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