勝利を呼んだセカンド寺内のポジショニング


ヤクルト2−3巨人 (神宮球場

4時間を越える大熱戦!
と言えば聞こえはよいのですが
皆さんは今日のゲーム、楽しめましたか?
ラミレス選手の決勝HRはもちろん素晴らしかったし
「ありがとう、ラミちゃん♪」なんだけど
相手のミスで勝てた試合だし
前の試合に続いて藤井投手の交代のタイミングも
どうなのかなと思ったし・・・。

でもでも
とにかく勝たなきゃ奇跡の逆転Vなんて夢のまた夢なわけで
正しいジャイアンツファンとしては
とにかく勝ててよかった〜〜とホッとするゲームセットの瞬間でした。


今日のウサギさん
寺内崇幸選手

6回裏の守備からセカンドで出場していた寺内選手ですが
8回裏の大ピンチを救いました。


2−3でわずか1点のリード
この回からマウンドには越智投手
先頭打者安打、バントで送られた後
ユウイチ選手をストレートで空振り三振
この時の越智投手の球のキレは素晴らしく、この日一番の球だったと思います。
次の川端選手、フルカウントからフォークを見られ痛恨の四球
青木選手には回したくないところ
なぜ
ユウイチ選手を空振りに打ち取ったあの最高のストレートを選ばなかったのか疑問!
そして
動揺があったのか青木選手には痛恨のデッドボール

2死満塁、絶体絶命のピンチとなり
2番、田中選手が放った打球は
痛烈、センター前に抜けた〜〜
と思った瞬間、セカンド寺内選手、するするとセカンドベース後方に登場!
なんなくキャッチしセカンドで封殺、ピンチ脱出。


仁志選手を彷彿とさせる二塁手のポジショニングでした!
寺内選手が自分であの位置を守れていたら素晴らしいけど
田中選手の打球方向を加味し
多分、ベンチ、捕手からの指示があったと思われます。
それにしても、あの場面でしっかりとポジショニングしていた
寺内選手とベンチのファインプレーだったと思います。
痛恨のエラーを犯し
好投村中選手の足を引っ張る形となったヤクルトのセカンド田中選手
好プレーでチームを救ったジャイアンツ寺内選手
両チームのセカンドが明暗を分けたゲームでした。



今日は打席も回ってきた寺内選手
8回表、先頭打者
坂本選手もベンチで大きな口を開けて悔しがるほどの強烈なサードライナー
ヒットにしてあげたかったです。


藤井秀悟投手
先発のマウンド
ヒットを打たれながらも無失点に抑え
迎えた5回裏
簡単に2アウトを取り、青木選手にヒットを許します。
ここで早くも原監督は
藤井投手を降板させマイケル投手に。



あと一人で勝利投手などとのんきなことは言えない瀬戸際のジャイアン
もちろん監督の采配は分かるけど
今日の藤井投手、好投していました。
特に4回裏ピンチの場面で
粘る宮本選手をキャッチャーフライに打ち取ったシーンは見事でした。
天を仰いだ宮本選手の表情も、ほんとに悔しそうでしたよね。


先週の甲子園でも、5点リードの局面で5回降板になってしまいましたが
あの時は、1失点ではあってもどことなく不安定なピッチングでしたから
仕方がないかなぁと納得したものでした。
けれども今日の降板は
せめて、あと一人投げさせてもよかったのではないかと思った私・・。


その後、ベンチで必死に応援していた藤井投手
自分が投げていた時の2点差を守ったまま勝てたら
それでも大きな満足感があったはずですが
2−2の同点になった瞬間に、本当に寂しげな表情を見せていたのが印象的でした。

感傷的になっても仕方がないけど
非情の采配を続ける原監督
当然と言えば当然ですが
選手一人一人の気持ちの複雑さを、ふと想像してしまいました。


小笠原選手のファースト守備
2回裏、無死1.3塁
鬼崎選手のファーストゴロを捕球し、素早くベースを踏み打者走者アウト
そして、セカンドに投げず、スタートを切っていた3塁走者相川選手を
三本間に挟みタッチアウト!
得点を防いだこの時の守備は、とっさの判断力が冴えていました。


小笠原選手は一塁手としての捕球
ワンバウンド送球や悪送球も本当に上手くキャッチします。
安定した守備力でチームを助けていますね。


瀬戸際のジャイアン
何とか望みをつなぎました

まだ諦めてないの?
と言われてしまいそうですが

諦めないのが、ファン魂!
とにかく明日も勝つ!
それしかありません!!