由伸とスンヨプと佳知と

横浜0−4巨人
10月5日  横浜スタジアム


昨日まで141試合戦って
スタメン6番打者の成績


長 野  52試合 10HR 22打点  打率274
エドガー  35     4   15      231
高 橋  19    5   14      291
 谷    17    1    1      258
阿 部   8    1    4      261
矢 野   5    0    1      368
 李     3    0    0      000
脇 谷   1    0    1      500
亀 井   1    0    2      250



この表を見るかぎり
6番打者として、一番安定した成績を残しているのは
高橋由伸選手だと思います。
わずか19試合出場で、14打点、5HRも立派な数字




今シーズンの通算打率が2割6分台ということを考えれば
5番阿部選手の後を打つ打者として
いかに勝負強く打席に立ったかということがわかります。




ここまでの由伸選手
打率 2割6分6厘
13本塁打 54打点
46四死球 犠飛


決して自慢できるものではありませんが
54打点という数字
46個という四死球の多さ
簡単には打てないといわれる、犠牲フライは6本もあります。
レギュラー選手としての扱いを受けない中で
この数字は、立派な数字と言えるのではないでしょうか?


それでも、由伸選手の場合はまだ恵まれていました。
もっと、悲惨で可哀想なくらいの起用法だったのが
打率1割台にあえぐスンヨプ選手
最近では、代打の機会さえ与えられていない谷選手

スタメンで出してあげれば
必ず結果は出すであろう二人です。
いつ出番が来るかも分からない、不透明な代打起用
左投手だから、右投手だからということに翻弄され
(彼ら3人は、相手投手の左右で打つ打たないの選手ではありません。)
野球人生まで狂わされているような気がしてなりません。



今夜、横浜スタジアム
左から右へ、相手投手が交代してから
同じように回の先頭で登場した、由伸とスンヨプ
そして、同じようにあえなく空振り三振となりました。
ほら、やっぱり打てないじゃない!
というのは簡単です。
でも二人とも、代打の1打席だけで勝負するようなバッターじゃないんです。
スタメン出場し
1打席、2打席と打席を重ねていき
打てない時でも自分で調節しながら、タイミングを合わせていく打者なのです。
長い間、不当にファームに留め置かれたり
あるいは、前のゲームでHRを打って調子を上げかけていても
投手の左右により、あっさりスタメン落ちだったり・・・。



その選手の持っている力を発揮させてやるのも
監督やコーチの仕事ではないでしょうか?



素晴らしい実力を持ち、まだまだ衰えたとは思えない
この3選手の起用法・・
本当にもったいないなという気がしています。


例えば、今日のゲーム
調子を落としている坂本選手を6番にして
1番に長野選手というオーダー
長野選手は結果も出しましたが、結果云々ではなくこの入れ替えは間違ってはいないと思うし、勇人選手にも意地を見せて欲しい、頑張って欲しいと応援しています。
原監督がチームの未来を託す選手として、長野、勇人両選手を何とか成長させてやりたい気持ちはよく分かるのです。


こうした方が良いのではと思うのは
セカンド古城選手のところです。
左投手に左打者の古城選手をここのところずっと起用しています。
守備が堅実な選手ですし、バッティングも悪くはないです。


でも、由伸、スンヨプ、谷選手をさしおいて使うほどの選手でしょうか?

サードに小笠原選手、セカンドに脇谷選手

そして、ファーストを由伸かスンヨプ

ライトに矢野選手を使うなら、そこは谷選手

このラインナップの方が、はるかに安定感があるし、相手チームも恐れる打線になると思うのですが、どうでしょう?


「原監督のブレ」と題してこちら
先日もブログに書きました。
もう退団するかもしれない選手だとか
ベテランよりも若手を使うべきとか
チームとしても、またファンの声としてもあることは理解できます。


けれども
ベテランよりも若手というのは
その力が同等であった場合、認められるものであり
ベテランであろうと、若手であろうと
生え抜きであろうが、外様であろうが
プロの世界、力のあるものが勝つ
実力主義というならば、そうあるべきなのではないでしょうか。


由伸とスンヨプと佳知
まだまだ、力もあり、充分にやれる選手達です。
個人のためということではなく
チーム力を上げる手段として
オーダーの中に上手く組み入れて欲しいものだと思うのです。



ジャイアンツ、タイガースともに勝利しました。
両チーム、後2試合を残すのみです。
タイガースが負けてくれなければ、ジャイアンツの2位もありません。
もしも、わずか1厘差で順位が決まってしまうとしたら
なんと残念なことでしょう!
あの時のあの試合、あのゲーム・・・
せめて、引き分けが1試合でもあれば・・・
そんな後悔をしなくてもいいような結果が待っていることを祈りたいです。




ランキングに参加しています。
応援クリックしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツ(巨人)へ
にほんブログ村