有難う、そしてお疲れさま

2010年元旦、それぞれのふるさとで
吐く息、白い中、始動した選手達

三が日が終るのを待ちかねて
川崎のジャイアンツ球場で
暖かい場所を求めて、グァム島へ、沖縄へ

去年活躍出来た選手は、更なる飛躍を
悔しいシーズンを過ごした選手は、今年こその闘志を胸に秘め
自主トレ先へと出発して行きました。


2月、宮崎キャンプを順調に過ごし
3月、オープン戦を経て
春爛漫、桜の季節に4連覇へ向けていよいよ開幕


これからという矢先の4月
選手みんなの兄貴、木村拓也コーチが病に倒れ
37歳という若さで、愛する家族を遺し、あまりにも早く旅立たれました。
まだまだ、みんなと一緒に野球をやって欲しかったのに
本当に突然で、今でも信じられない悲しい出来事でした。


序盤から交流戦
順調に首位を独走していたかのように見えていたチームも
徐々にほころびが見え始め
夏場に入り投手陣が崩壊
僅かの差ながらもセリーグ4連覇の夢は消え


気持ちを切り替えて臨んだクライマックスシリーズ
敵地甲子園で、不利の予想もなんのその見事連勝!
一縷の望みをかけてナゴヤに乗り込んだジャイアンツ。

初戦、2戦目と完敗
意地を見せた3戦目、そして昨日最終戦・・・
もうダメかと覚悟した9回表
1−3から展開されたチーム一丸の攻撃には
胸が熱くなる想いで、必死に応援しました。




10月23日、ナゴヤドーム
その頑張りも及ばず、ジャイアンツは今シーズンのすべての戦いを終えました。

あの選手がもう少し活躍してくれていたら

監督の采配がこうだったら

あの選手のあの故障がなかったら


たらればを言えば次々に頭の中に浮かんでくるけれど

やっぱり

監督、コーチ、選手全員に

今年も野球を楽しませてくれてありがとう!

って言いたいです。


敗戦から一夜明け、早くも来季に向けてのチーム改革が聞こえてきます。

スンヨプ選手、クルーン選手の退団

そして、新しいコーチの招聘もあるようです。

個人的には、ジャイアンツ一筋〜年の私にとっては

篠塚コーチ、緒方耕一コーチの退団には寂しさがいっぱいです。

年齢的にも篠塚コーチには、「長い間お疲れさまでした。」という言葉が素直に出てきますが
緒方コーチはまだ若いし、現役を引退してからの経緯を見ても
原監督在任中に退団ということには驚きを覚えました。
ご本人の希望でしょうか?
それなら良いのですが・・・。


今年のチームは負けたチームです。
何かを変えなければならないのは当然ですが
去る人、来る人・・ひと時感傷的になってしまった敗戦翌日のニュースでした。


ほんの少しの休養をはさみ
休む間もなく、来シーズンに向けて進んで行かなければならないのが厳しい勝負の世界

来季からは、ボールも飛ばなくなります。
得意の空中戦・・という言葉も死語になってしまうかもしれません。
昨日のように、「東京ドームだったら入っていたのに・・」という
そんな小さな野球では通用しなくなり、プロ野球が変わる年になるでしょうか?


でも、私はそういう野球の方が実は好きです。
こすったような当たりでも、どんなに詰まっていても、打ち取った当たりなのにホームラン
そんな野球は、おかしいとずっと感じていました。

ホームランは打者にとっては最高の当たり
打たれた投手も、「ヤラレタ〜」と素直に認める
そういう打球こそが本塁打となるべきだと、ずっと思ってきました。


野球が、本来の野球に戻り
投手と打者の互角の戦いが見られることを期待しながら


ジャイアンツというチームに
「一年間本当に有難うございました、そしてお疲れさまでした。」
と、感謝の言葉をおくりつつ
来シーズンを楽しみに待ちたいと思います。



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