圧勝!

いよいよ今日から
ラグビー大学選手権が始まりました。

同じ時間帯に集中しているので、どのカードを見ようか迷いましたが
12時キックオフの慶應VS近畿大をまず見て
14時キックオフの天理VS大東文化大を続けて見ました。

明治VS中大は秦一平君をじっくり見たかったので録画してあります。


天理大101−0大東大
びっくりするような圧勝劇でした。
天理大の立川兄弟に注目していたし、応援する気持ちもあったので
私にとっては最高の展開でしたが、
大東大の選手達にとってはこんな負け方は、さぞ悔しかっただろうと思います。


序盤から天理大のペースで進み、テンポの速いラグビーを展開する天理
面白いようにトライが決まり
キッカーでもあったSO立川理道選手のキックは、11回あったキックチャンスで
コンバージョン10個+ペナルティゴール1個
すべて成功!
正面ばかりではなく、ライン際ぎりぎりの難しい角度からのキックも何度かありましたが、
どれもが危なげのない満点キックであったように見えました。
野球でいえば、角度、飛距離文句なし!というところでしょうか。


そして何より素晴らしかったのが、SOとしての活躍。

自らボールを持った時に相手を引きつけている時間が長く
パスを受ける選手に渡ったときには、相手から見れば時すでに遅しという展開になり
特にバイフ選手とのコンビは見ていても流れるようなリズム感があり
かっこいいなぁと思いました。
時には流れをみて
この試合はサッカーかというような、蹴って蹴ってつなぎ、トライに結びつける場面もあり
攻撃も多彩でした。


ハベア選手はポロッとミスが何度かあり、走るスピードもイマイチだったかな?
終盤には、アメフトばりの見事なインターセプトでせっかく上手く抜けているのに
素人でもはっきりと分かる<スローフォワード>を見せてくれたりしてユーモラスでした。

天理は点差もありさまざまなプレーを試していたようで、
途中出血交代の時に入ったリザーブの21番柴田選手はSOとして(この時は理道選手はセンターに回る)
いきなりトライを演出して、短い時間だったけど存在感がありました。
こうして、レギュラーでなくてもゲームに出てすぐに溶け込め力になれる選手がチームの中にいるというのは
どんな競技でも大切なことですよね。
最後は大幅なメンバー交代もありましたが、見事完封勝利。
力の差があったのでしょうけれど、相手に得点を許さないということは
並みの力ではありませんね。

2回戦は東海大と当たることが濃厚ですが
優勝候補の一角ということで、厳しい戦いが予想されます。
ちなみに関東大学リーグでは、東海大80−0大東大という結果でした。
大東大・・・やはり完封負けしていたのですね。
2回戦(準々決勝ということでいいのかな)
まだ一回戦のすべての結果を知りませんが
組み合わせを見てみると、今日の戦いぶりからし
4試合のうちで、この天理大VS東海大のゲームが一番の好カードと言えるのではないでしょうか。


今日の花園第1試合、慶応VS近畿大
なんと、立川兄弟のお兄さんの誠道レフリーがアシスタントレフリーを務めていました!
先日「ノックオンさん」に教えていただいたので画面に名前が出た時、すぐに分かりました。
同じ日に3兄弟で同じグラウンドに立ち、活躍できて良い思い出でしょうね(*^_^*)
43−7のスコアでしたが、近畿大も攻めていましたし
特徴であるというモールのまま20メートル以上ゲインする場面があったり、
後半は特に互角以上の攻めを見せていたと思います。
慶應は、無駄にタッチを割らない、ボールを相手に渡さない、常にボールを支配するというラグビー
相手のラインアウト数は極端に少なく、自軍のそれは数も多くミスもない
やっぱりさすがのチーム、という見方でよいのでしょうか。


東高西低と言われる大学ラグビー界ですが、今日見た2試合は
関西も頑張っているなぁと感じました。


来週、全国のラグビーファンが注目するゲームで
天理大!
頑張って欲しいです(^^)