森野将彦選手

本塁打にしなきゃいけない球を二塁打にしていた」

ドラゴンズ・森野将彦選手が
来季への意気込みを語っています。


森野選手の今季の成績
打率3割2分7厘、22本塁打、84打点
広いナゴヤドームを本拠地にしていることを考慮しても
22本塁打はやや寂しくも感じますが
ドラゴンズの主軸として、この数字以上の貢献をし
チームを優勝に導いた今シーズンでした。


和田選手の15という数字を抑えて
今季セ・リーグ最多となる18勝利打点を挙げていることからも
その勝負強さがうかがえます。


よく言われる「打球の品格」という点で
私が最も素晴らしいと思う選手は、高橋由伸選手ですが
森野選手もまた、芯で捉えた時の打球の伸びには惚れ惚れするものがあります。
ちなみに、私の中では
NO.1  由伸
NO.2  森野
NO.3  亀井
です。


チームも優勝し、自らの成績もまずまずだったわけですが
もちろん、この程度では満足していないに違いありません。

「今年は楽をして打っていた、小学生の時からあった左手に残る感触が今年は消えた。」
柵越えしたと感じた打球が失速して2塁打になるなど、実際は悩み抜いた一年だったのだそうです。
「逆方向へのHRも少なく、自分の良さが見えなかった、飛ばすという自分の一番の武器がなくなってしまった。
これでは相手投手は怖くない、怖いと思わせなければ失投もこない。」

「あそこに投げておけば大丈夫ではなく
あそこに投げてはいけないと思わせないといけない。」


特定の左投手を苦手にしていたようにも見えましたし
ライバルチームのファンの目からしても、強い森野選手と弱く全くダメな森野選手
両方がいたような気がします。


飛ばすことにこだわるあまり、大振りになってしまったり
球の見極めが雑になってしまっては本末転倒ですが
小学生の頃の原点に戻り、本来の自分を取り戻したい気持ちが
冒頭の
本塁打にしなきゃいけない球を二塁打にしていた」
という、一流打者ならではの深い発言に現れたのでしょうか・・。



森野将彦
その潜在能力は誰もが認めるところですが
真価が問われるのは、きっとこれからですね。
来季からは、低反発球に統一され飛距離も落ちると予想されています。
広いナゴヤドーム、低反発球
投手有利とも言える条件の下、どんな姿を見せてくれるのか
野球ファンとして楽しみにしていたいと思います。
あまり打ちまくってもらっては、もちろん困るわけですが
強い選手を抑えて勝つ、そんな喜びを感じたいものです。



バッターとして文句なしに素晴らしい森野選手ですが
入団時から出場機会を求めて、内外野のポジションを転々とし
主軸打者となった現在でも、毎年のようにその守備位置が変わっています。
そろそろサードとして落ち着くのでしょうか。


サードとファーストというように内野を移動するのはまだしも
外野から内野、内野から外野というポジションの変更は
傍で想像するよりもはるかに選手にとっては負担がかかります。
スローイングが全く違いますよね。
ショートとセカンドでさえ全く違うわけですから、
外野手のスローイングと内野手のそれでは・・・。
森野選手が、守備面で相当苦労しているのはそんな影響も大いにありそうです。
一年前は外野手、今年は内野手、来年はまた外野手と動かされてきたこれまでを見ていると
スローイングの難しさがあったのではないかなと思ってしまいます。

そして、この心配を我がチームの亀井義行にも他人事ではなく感じるのです。
外野手・亀井を封印するとしたら
本当にもったいない決断です。
ジャイアンツというチームにいる以上、とにかくゲームに出て打たなくては
レギュラーの座も与えられないし、一軍ベンチにも座れない
厳しいポジション争い、どのような展開をみせていくのでしょうか。
<球春到来>という胸躍る言葉を聞くのも、もうすぐ!
春が待ち遠しいです。


ドラゴンズの選手のことを書いて今年が終わるのもどうかな〜と、思いますが
9月から始めたこのブログ、今回の記事で今年は終了とさせていただきます。

野球のことも好き勝手に批判やら、愚痴やら書きましたし
まったく初心者なのにラグビー記事もえらそうに書いてきました。

これまで想像以上にたくさんの方に読んでいただき
また、温かくコメントもいただきまして本当に有難く感謝の気持ちでいっぱいです。

ラグビーの大学選手権も二回戦に向けてますます盛り上がり
年末には高校ラグビーも始まりますね。
2010年は自分自身のラグビー元年でしたので、
来年は今まで以上に一試合、一試合が楽しみです♪


昨日の明治VS中大のゲームは予想通り68−5というスコアで明治が快勝
私が初めてファンになったラガーマン・秦一平選手
相変わらずの俊敏な動き
球のあるところ、そこには必ず『小柄な9番』の姿がありました。
運動量も半端ではなく、私にはまるで忍者のように見えてしまいました。
右と思えばまた左、抜群の球さばきが明治のテンポを作っていましたね。


そして驚くことに、点差が開き余裕の選手交代だったのか
秦選手と交代した一年生の山口修平選手が、これまたすばやい動き
良いチームは次々と後継者も育っているのだと感じさせられました。
中日森野選手のことを書いた今日の記事ですが
実はこの試合で、80年代にドラゴンズで活躍された郭源治投手の息子さん(佳久創選手)が出場し
見事トライも挙げ、デビュー戦を飾りました。
まだ2年生ですが、ラグビー選手らしくない(?)スマートな体型、おまけにハンサム
女性ファンが増えそうな予感♪



2011年
ジャイアンツはチャレンジャーとして新たなシーズンを迎えます。
「あの日の、あのゲームは、こんなに凄かった!」
と、熱く語れる試合がたくさんありますように。


四ヶ月間・・・
薫の『Ball Parkに住むウサギ』
拙いブログでしたが、これまで読んで下さり本当に有難うございました。

楽しいクリスマス、そしてよいお年をお迎え下さいね(*^。^*) 薫