伯父と甥

東海大菅野智之(すがのともゆき)投手
伯父は言わずと知れた
ジャイアン原辰徳監督です。


その菅野投手の来秋ドラフト1位指名を
早くも決定した我がジャイアンツ!


甲子園出場経験はないものの
東都大学リーグでは、現在まで4季連続の最優秀投手となり、
通算37試合で26勝2敗
防御率も0.61という素晴らしさ
最速157キロのストレートに加え、
スライダー、フォーク、カーブ、ツーシームカットボールも操り、
先発も抑えもできる投手、清武代表によれば
「約150人リストアップして検討したが、今年の数値を見ても沢村君、大石君と肩を並べる存在」だということです。



身長185センチ、体重86キロと体格にも恵まれた大型投手
「将来、連覇に向けて沢村投手と双璧にしたい。」
なんとしても獲得したい巨人の熱い気持ちが伝わってきますね。



来年のドラフトで目玉となりそうな選手は
150キロ左腕の東洋大藤岡貴裕投手
今季、3連続完封を2度記録、春秋で6勝ずつマークし
全日本選手権では決勝で5安打完封、菅野投手に投げ勝ちチームを日本一に導いています。
こう書いていると・・・ジャイアンツファンとしては
野投手よりも藤岡投手の方がいいのでは?
という気持ちにもなってきますね。


あとは星野監督も注目しているという
明大の野村祐輔投手



打者では“由伸2世”との呼び声が高い
慶大・伊藤隼太外野手
個人的にはこの選手に興味あり!


現時点での評価と1年後の評価が一致するかどうかは
まだまだ予測のつかない中
早くも決めてしまった我がチームですが
もしもこのまま順調に成長すると仮定すれば
今年の沢村投手のように、
他球団も指をくわえて、単独指名を許すはずはないような気がします。
「メジャーに行く」というような駆け引きもあまりして欲しくはないですね。
もちろん、本気でメジャー挑戦するなら、それは素晴らしいことですが。



晴れてジャイアンツの一員となれたあかつきにも
「伯父」と「甥」として、あらたな苦難があるかもしれません。
父・原貢氏は東海大相模高校時代、
息子・辰徳に対して、他のナインが、「そこまでしなくても・・・」
と庇うほどの厳しい指導をしたというのはよく知られていますが
チーム関係者の目、マスコミの目、ファンの目
順風の時には、伯父・甥の関係も温かく見守ることができるけど
逆風の時こそ、監督・辰徳の器量が問われますね。


<血は水よりも濃い>
果たして、菅野智之
2012年春、どんなユニフォームを身にまとっているのでしょうか。
すべてを跳ね返す圧巻のピッチング!
そんなデビュー戦・・・
今からワクワク、どきどき、本当に楽しみです。


おまけ
今年のドラ1、沢村拓一投手
本名は<澤村拓一>です。
新聞表記では「澤」の字は認められないということで
通常「沢村」と表記されるようですが、チーム登録も「沢村」なのでしょうか?
本人は「澤村」を強く希望しているそうですね。
やはり名前は個人特有のもの、その人のアイデンティティーですから、
できることなら、希望を叶えてあげたいなと思います。