セカンドは誰?

毎年気になるジャイアンツのセカンド

仁志敏久がレギュラーでなくなった2006年から
本当の意味でのジャイアンツのレギュラーセカンドはいなかった、と思います。



2011年
外野手
他球団がうらやむほどの選手が揃っていて、
ファームの逸材(イタルもね!)を含めれば
指折り数えて片手では足りず、すべての指が折れるほど。



比べて、内野手

ショート
坂本勇人、ゆるがず

ファースト
小笠原道大、レギュラー確定ではあるものの場合によってはサードもあり


サード
外野からコンバートされ、死に物狂いで頑張っている亀井義行

真面目で研究熱心、
監督がクリーンナップを期待している現役メジャーリーガー、ラスティ・ライアル(27歳)

入団3年目、東海大相模出身期待の長距離砲、大田泰示

おそらくこの3人の中から、今年のサードが決まるのでしょう。




そして、問題のセカンド

セカンドなのかサードなのか、中途半端な脇谷亮太

守備固めの印象がありながら、スタメン起用すれば案外活躍する意外性のある古城茂幸
一軍レベルで先発出場できそうな二塁手、この二人しか思い浮かびません。



若手で私が期待する藤村大介
2007年・高校生ドラフト1巡目、4年目の左打者
100メートルは11.1という俊足で昨年のイースタンでは盗塁17
打率2割8分2厘、長打力はありませんが俊敏でセンスのある内野手です。
自主トレは坂本選手達とグアムに行き
「坂本さんはキャッチボールから1球も手を抜かない、球の回転がものすごく良かった。
一流選手ほど、応用じゃなくて基本を大切にするんだなと思った。
自分は今までキャッチボールは肩慣らし程度にしか思っていませんでした。」
勇人先輩を見て、自分の甘さに気づき練習に取り組む姿勢を見つめなおしたそうです。
憧れの坂本勇人、「いつまでも目標にしてばかりではなく、いずれ追い抜くくらいの気持ちでやらないと上にはいけない」
朝から晩まで泥にまみれ、上を目指して頑張っています〜
今年あたり、一軍での活躍も見たいものです。




内野のポジションはすべて守れるというライアル選手が、セカンドに回ることが考えられるけど
現状、ライアル選手の守備力がどの程度か分かりません。
サードでのグラブさばきが上手く、亀井選手にも教えていたらしい。
どうなのかな?
この目で実戦を見てみないと・・。



セカンド
内野ではショートとともに重要かつ難しいポジション。
二遊間が鉄壁であればゲームが締まるし、味方投手にも安心感を与えます。
反対にどんなに打てる選手でも、私のラグビー記事ではないけれど“しどろもどろ”な守備を見せられたらガッカリです。

打力優先でどこでも守れる選手は、おそらく特別な選手を除いて
どこでもそこそこ守れる、というよりも
「どこを守っても、そこそこしか守れない」選手ではないかと思います。
「このポジション」というマイポジションがあればそこを守っているはずだから。
たとえチーム事情があったにしてもです。



ライアル選手がどうこうではありませんが、新外国人選手を入団させるなら
<右の内野手で打てる選手>ではなく、
「打つのはそこそこでも、セカンドが本職でしっかり守れる右打者」
打力がいま一つでメジャーに上がれない選手、探せばいるんじゃないでしょうか?
最初は打てなくても、日本の野球に慣れて突如打ち始める外国人選手もこれまでたくさん見てきましたしね。

まぁ、そんなことを言ったらジャイアンツのファームにも有望な選手はたくさんいるわけですから
やっぱり打てる選手、ということになるのでしょうけど・・。


たとえば日本人には出来ないようなスナップスローや、併殺での鮮やかな身のこなし。
3Aや2Aにはそんな選手がいっぱいいると聞きます。
守備でメジャー級のプレーを見せられるような選手がジャイアンツに入ってくれたら
坂本勇人選手も相乗効果で一段と上手いショートになるだろうし
野球を見る楽しみも増えるのになぁ、と勝手に思ってみました。


話変わって
統一球が話題ですがもう一つ、
今季から「統一砂」が使用されるという記事がありました。
統一球と同じくミズノ社が開発、
鳴き砂で有名な京都網野町・琴引浜の白砂に、鹿児島県の火山灰を含んだ黒土をブレンドしたもので
試合前のニューボールの光沢、蝋(ロウ)落としとして12球団が統一して使用することが決まっています。
早速、沖縄でキャンプを張る球団が使用したところ
投手陣から
「滑らなくなった、指にしっくり馴染む」と好評だったそうです。



これはますます投手に有利になるのではないかと感じました。
飛ばなくなるから打者が不利といわれるなか、
投手陣の不安は「滑って投げにくい」というものだっただけに、
「しっくりくる」となれば不安も解消するというもの、打者にとってはさらなる不利条件!



セカンドは誰なのか、統一球がどれほど「飛ばない」のか
なんだかんだと言っても、とにかくすべては机上の論法。(って、自分で言っといてなんですが・・)
実戦を待つのみです!