高校ラグビー 準決勝

高校ラグビーもいよいよきょう決勝に進出する2チームが決まります。


花園ラグビー場で行われる準決勝2試合
第1試合は
史上5校目の3連覇を狙う東福岡(福岡)と常翔学園(大阪第2)のAシード対決。


第2試合はBシード勢の顔合わせ。
大畑大介上原浩治の母校・東海大仰星(大阪第3)VS公立校の雄・御所実(奈良、ごせじつぎょう)


御所実には前回紹介の巨漢プロップ奥田大志郎選手が出場します。
(初めてその姿を見たけど、やっぱりどこにいても一目で分かるほどの立派な体格でした!)


東福岡ー常翔学園
前半優勢にゲームを運んで攻めていたのは常翔学園のように感じました。
それを凌いで凌いで東福岡が終了間際に
相手のミスからトライを挙げて7−0で折り返し。


前半で目に付いた選手は
常翔のナンバー8・桶谷選手
守りも攻撃もすごく目立っていて
王者相手に見せた互角以上の戦いの原動力だったと思います。(←素人目線ですが)


前半最後の得点から
後半に入ると東福岡にリズムが出てきました。
次々にトライが生まれ王者の貫禄。


今大会で注目を浴びている
FB.15藤田慶和選手もさすがの素晴らしさで圧巻の独走トライを魅せてくれました。
先輩の水上彰太選手同様にかなりのイケメンです♪

そして
ここまで3試合連続の4トライと絶好調の左ウイング・11中野涼選手
「慶和の後をついていって、おいしいところで決められたらいい」
そうお茶目なことを言っていたらしいのですが
有言実行〜
右ウイング・14藤崎君から上手く繋がったボールを藤田君が中野君にラストパス
一番おいしいところを持って行きました〜
このトライの一番の功労者は藤崎君!


最後に常翔が意地のトライを挙げたものの
東福岡28−5常翔
得点だけ見れば実力差を感じますが、前半の戦いぶりは常翔も素晴らしかったと思います。
一つでもトライが決まっていればまた違った流れもあったのかもしれません。(←素人目線・2)



第2試合
東海大仰星17ー15御所実
今日私が見た4チームの中で
一番美しく見えたのが東海大仰星ラグビーでした。


仰星の監督さんの理想とする「ノーラックラグビー」を展開
流れるようなパスワークからトライする姿は
あの天理大ラグビーを見ているようでした。


ディフェンスでもダブルタックルで相手にラックを作らせない
連続攻撃、連続防御
ラン&トライ
タテに動くラグビー


ラグビーの魅力って
もっと深く知ればいろんな見方もできると思うけど
現時点での私のラグビー観戦力からすれば
この流れるような美しいパスから展開されるラグビー
カッコよく見えてたまりません。


その東海大仰星の中では先輩大畑大介と同じ背番号を背負う近藤英人君
解説の元木さん曰く
「ここでステップを切ったら相手が届かないという間合いを知っている選手」
なのだそうです。
大切なのは「間」、どんなスポーツでも同じなんだなぁと感じました。
この選手もきっと2019年の候補になるのでしょうね。



二人目、三人目でも常にプレッシャーをかけ続ける
ボールを出させないために素早く密集に参加する
自分のトライよりもトライに繋がるプレーがしたい


高校生たちのひたむきなプレーに
胸を熱くしながら楽しく観ることができた準決勝の2試合でした。


王者東福岡に挑む東海大仰星
どんな素晴らしい戦いがみられるのか
明後日の決勝戦が本当に楽しみになってきました。