好き。

一昨日
ヤフードームで西武ライオンズの岸投手が今季初完投、3勝目を挙げました。


6安打1失点、10奪三振
内角を厳しく突き、カーブ、チェンジアップで打ち気をそらし
ホークス打線を寄せ付けないピッチング。
クリーンアップも1安打に抑える熱投140球でした!


岸投手のことを思うとき
忘れられないのが2008年の日本シリーズ

この年ジャイアンツは
13ゲーム差にまで広げられ独走を許していた阪神タイガースを追い詰め
奇跡の逆転優勝を果たしました。
『メークレジェンド』と言われファンの胸を熱くさせてくれたあのシーズンです。


前年から導入されていたクライマックスシリーズでは
タイガースを倒した3位ドラゴンズと激突し
2勝1敗1引き分け。


勢いに乗って臨んだ日本シリーズの西武戦


岸投手は
ジャイアンツ2勝1敗を受けた第4戦に先発
147球を投げ毎回奪三振日本シリーズ初登板初完封を飾りました。

今、こうして書いていてもあの時の悔しさが甦ります。


その後、3勝2敗とジャイアンツが王手をかけた第6戦
4回裏1死1、3塁のピンチの場面
中2日でリリーフ、マウンド上でG打線の前に立ちはだかりました。
9回までの5回2/3を無失点に抑え、再び勝利投手となります。


逆王手をかけた西武は最終第7戦に勝利し日本一を達成しました。
そして岸投手はこの活躍で見事日本シリーズMVPを獲得したのです。



完封の第4戦も素晴らしかったけど
それほど頑丈なイメージもないのに
中2日でロングリリーフした第6戦のピッチングにも強く惹かれました。


ストレートの威力もさることながら
あのシリーズでのカーブの冴えが忘れられません。
彼のカーブはいわゆるドロップ、落差の大きなものですが
ペナントレース後半からCSと勢いに乗るジャイアンツ打線を翻弄し
三振を重ねていったあのピッチングは本当に惚れ惚れするほどでしたね。



岸孝之投手、27歳
“東北の快腕”と呼ばれた東北学院大学時代
仙台六大学野球リーグでは強豪東北福祉大学の35連覇を阻止、チームの18年ぶりリーグ制覇に貢献しました。


ライオンズ以外にもジャイアンツ、イーグルスが希望枠での獲得を目指しますが
2006年の大学生・社会人ドラフト西武ライオンズを選び入団。
ジャイアンツに入っていて欲しかったなぁ・・・)



入団後、2010年まで4年連続二桁勝利を挙げる活躍を見せるも
昨季は右脇腹痛などあり8勝9敗に終わった・・というのが昨年までの成績です。



なぜ日本シリーズでの悔しい思いを甦らせながらもこうしてブログに書いているかというと

それは私が

岸投手のことを

「好き」だからです。



滅多にジャイアンツ以外の選手は好きにならないのだけど
野手では先日記事にした、マリーンズの岡田幸文選手


投手では岸孝之選手
試合の結果は必ずチェックしています。


ピッチャーにとって最も大切な要素とも言える
「ストレートと同じ腕の振りで変化球を投げられる」こと。

今季ジャイアンツの一員となった杉内投手のチェンジアップも
長野久義をして「待ってる間に二度空振りしそう」だと言わしめましたが
岸投手のそれもまた同じように打者のタイミングを見事なまでに外す球ですね。


140キロを150キロに感じさせるストレートの伸びは
巨人時代の上原浩治を思い出させます。


ストレート、カーブ、チェンジアップ、どれもが一級品!

彼が投げているのを見るのは本当に楽しいです。



『好き』の理由の最後のワンピース
高橋由伸と同じく
岸孝之も「・・」だから。

「・・」が何だか分かりますか?


今日はコメント欄、ちょこっと開けてみました〜 \(⌒∇⌒)/