トライの価値

やって来ました週に一度の「ラグビー講座」〜〜♪


今日は何を書こうかなと思ったところ
大事なことを忘れていました。

今回はラグビーの得点の種類についてです。

全部で5種類あります
トライ 5点
ペナルティトライ 5点
コンバージョンゴール 2点
ペナルティゴール 3点
ドロップゴール 3点


トライ
あまりにも有名なこの【トライ】という言葉
ラグビーと言えばすぐに浮かんできますね。
トライの得点は5点
敵地のインゴールと呼ばれるスペースに、プレーヤーがボールに触れた状態で着地させることにより得点できます。

このインゴールと呼ばれているのは
手前のゴールライン
サイドのタッチインゴールライン
一番奥のデッドボールラインからなる長方形のスペースです。
よく選手がボールを抱えて走り込んで行き、地面にポンと置くシーンを目にしますよね。


今回、私が初めて知ったことがあります。
というかまったく意識して見ていなかったというのが事実です。


私はブログでラグビーのことを書く時(まだ2回しか書いてないけど)
あまり、ルールブックとかに頼らず
<自分の知っていることを楽しく>をモットーにしていました。
でも、何といっても知識の浅い私ですし
今回は得点についてということで、きちんとしたことを書こうと思い
調べましたよ、ちゃんと。
すると、出てきました!知らないことがいっぱい(笑)

上記三つのラインのうち
手前のゴールラインはインゴールの中に含まれるが
タッチゴールラインデッドボールラインはそこに含まれない。
へぇ〜〜〜?
つまり線上はアウトということですね。(例外があるのかな?・・)
野球で打者が放った打球はオンラインの場合、すべてフェアなんだけど
この辺も、ラグビーって難しいなぁと思ってしまいます。
じゃぁ、プレー中に頻繁にある
タッチラインを割った」という時はどうなんでしょうか?
これもオンラインはアウト?
つまりラグビーではラインにかかってしまったらすべてアウト?
だんだん分からなくなってきました〜〜
とにかくインゴールとしてみた場合には
タッチゴール、デッドボール(死球ではありませんよ〜)ラインはその領地には含まれないということだけは覚えておきたいと思います。


ペナルティトライ
このペナルティトライに対する考え方は、ラグビーらしくていいなと感じています。
相手の反則がなければ、ほぼ間違いなくトライが得られていたと認められた時に与えられ、トライと同じく5得点ですが、ラグビーってルールを知っていくと、いつも選択肢が一つではないということに気づかされます。
一つの場面で、二つ以上のプレーを選択できるというルールが本当にたくさんあって驚きます。
野球では打った後その打球を、守る側がどこに返球するか、走者はどの塁まで進塁するかということ以外には、迷っている間もなくそのプレーは完結してしまいます。
ラグビーでは反則があった場合、レフリーが<アドバンテージ>を宣告し、そこでは笛を吹かず
そのプレーを続行した後に判断するというのがあって、これもとってもややこしいです。
ラグビーの中継を見ていると
<レフリーがアドバンテージを見ています>というフレーズがよく出てきますよね。
これは、例え反則があったとしてもそのプレーの流れを切らず
反則された側が有利にゲームを進めた場合に
反則を取ることよりも、その有利なプレーの方を生かすということです。


野球でアドバンテージルールに近いのは
投球がボークになった時の球を打者が打ってしまい
それがHR(安打)になった時、ボークよりもその打者のHRを優先し認める

というルールではないかなと思います。
それ以外にも細かくいえばあると思うけど、ラグビーのアドバンテージほどはっきりしたものはないような気がします。



野球の中で、ラグビー的ルールに変更して欲しいと思うプレーが一つあります。
それは、エンタイトルツーベースです。
バウンドしてスタンドに入ってしまった場合などに適用されるものですが
走者の動き、アウトカウント、打球の強弱、そんなものに一切関係なく
一律にツーベース(ワンベース与える)なのは理屈に合わないと思うんです。
状況によっては、一塁からホームインできたであろうと想像できる打球もあるだろうし
反対にファウルゾーンに飛び内野スタンドインした、さほど進塁できそうにないと思われる打球でも
単打ではなくプラスワンベースの二累打となってしまいます。
ラグビーのようにアドバンテージを宣告し、柔軟な発想で想像を膨らませてもいいのではないかなと感じる
エンタイトルツーベース>というルールです。


コンバージョンゴールというのはトライを決めた後
ゴールキックゴールポストクロスバーよりも上の空間にボールを通過させること、天高くポールのはるか上を通過してもOKですよ〜ん、これは野球と同じ♪)に成功した時に与えられる2得点のことですが
トライとコンバージョンゴールの歴史をたどれば興味深いです。


もともとのルールではトライ(グラウンディング)は得点にならなかったそうです。
ボールを敵陣に運ぶことが出来た時
ゴールキックに挑戦(トライ)できる権利が与えられ、
そのキックが成功した時に初めて得点が記録されるというのが初期のルールでした。
その後、トライを獲得するまでのプロセスが重要視されるようになり
トライには3点、ゴールと合わせて5得点が与えられるようになりました。
さらに、さらにトライの地位はうなぎのぼり(?)に上がっていき
4点の時代を経て、1993年(以外に最近なので驚きました)
現在のトライ5+ゴール2=7得点となりました。
トライ君、大出世ですね!

でも、この考え方は理解できます。
チームの全員が力を合わせて、懸命に勝ち取ったトライの権利
そこに至るまでには、一人一人の必死のプレーがあり
その価値を評価しようという姿勢ですから
ゴールの2点よりも倍以上の得点が与えられることには納得です。


トライの後、ゴールキックが成功し得点が変換(コンバージョン)されることから
コンバージョンゴールと呼ばれます。(これにも諸説あるようですが、一応こう考えられてるみたいです)
この時、ボールを蹴る位置はトライした時にボールを置いた位置の真後ろであればどこでもよいということです。(だから余裕のある時には、選手はなるべく中央にトライしてますね)
でも、このゴールキック、角度の難しい場所からの方が見てるのは楽しいですよね。

そして短い距離を蹴るコンバージョンゴールよりも
距離のあるペナルティゴール(相手の反則行為により得られます)得点3
ドロップゴール(プレーの中でボールを地面に落とし跳ね返ったボールを蹴るドロップキックによるゴール)得点3
この二つのキックによるゴールはもっとワクワクします。
PGでは蹴ることの得意な選手がキッカーとして、颯爽と登場するわけです。
ドロップキックでもの凄く長い距離が入った時なんか、本当にカッコイイなぁって思います。
得点シーンはみんなの努力が完結する時なので
どの競技においても、素晴らしい場面となりますね!


以上が通常得点と認められる5種類ですが〜
ご承知のように、例外の多い複雑極まりないラグビーという競技のこと
その他にも大会ごとの特別ルールや、チームに与えられる得点などがあり
一筋縄ではいきません(笑)
でも、基本的にはルール上この5種類と考えて良い・・ですよね?



今日は、なんだかまとまりが悪くて上手に説明できませんでした〜(泣)
甘めの自己採点で“70点”ぐらいかな。
なので、<努力賞>ということでお願いします(笑)
来週も・・たぶんある予定です〜〜



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